人間は影響されて生きている – 『影響力の武器』

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか

日常のあらゆる場面、特に何かを買うときや決断するといった場面で人がどれだけ影響されているか、ということが嫌になるくらいよく分かる本。嫌になる、というのは、思い当たるふしがありすぎるから。

何かを買ったり、決断したりするときというのは、自分の意志でそれを決断した、と思っているけど、実は「影響力の武器」に思いっきり影響されている。人間は影響されて生きている、しかも結構単純に。そう思えるのは当然本著を読んだからであって、読んでいなければこれからも本著で紹介・考察されているような「影響力の武器」にやられっぱなしになるところだった。

いや、本著を読んだからと言って、「影響力の武器」には今後もしばしばやられることもあるだろうと思う。けど、「影響力の武器」というのが、確実にそして自然に存在していて使われているということが分かっただけでも、本著を通読する価値はあった。次は『実践編』を読まなくては。

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