トリツカレ男

トリツカレ男 (新潮文庫)

先週、39度近い熱を出してしまった。幸い、一晩で熱は下がったが、せきはまだ続いている。今年の風邪はしつこいようだ。

本書を、そんな高熱の夜に、読んだ。それこそ、トリツカレるように一気読み。高熱のためか、本書のファンタジーがとても心地いい。そして、さわやかな読書感を味わう。なかなか、いい読書だった。

いしいしんじの世界観は、切なくも楽しい。そして懐が深い。大人でも子どもでも、楽しむことができる。160ページの本書には、その世界観が凝縮されている。お勧め。

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