英語に対する壁をあっさり取っ払ってくれて、英語が読みたくなる本 – 『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』

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今でこそ、英語を読むこと、書くこと、聞くこと、話すことに全く抵抗がなく、外資系企業の小さな日本オフィスで、メール/メッセージのやり取りや、展開される英文資料、電話会議等、英語がコミュニケーションや情報の中心となっている環境で仕事ができるようになっているけど、20代中頃までは英語がまるで出来なかった。

20代中頃にIT系の会社で仕事をするようになり、そこで英語のできる同僚がいて、英語ができることによる可能性の広がりを間近に感じ始めた。ただ、英語ができるようになるには、どうしたらいいものか、英会話学校や様々な教材等々、溢れる情報に頭を悩ましていた頃に、ふと立ち寄った本屋で出会ったのが、こちらの本。この本を読んで、大げさではなく僕の人生は変わった、と思っている。

ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本
ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本

この本の帯には、「世界一簡単な英語の本」とか「きっと人生が変わります!」といったような、キャチーな言葉が並んでいるけど、(それが本当のことだとしても)それは一旦おいといて、注目すべきなのが『[A]→[B]』 という図。内容を読んでみると分かるけど、「すべての英文を解く秘密」が確かにこの図には凝縮されている。

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この本は、英語を聞くこと、話すこと、書くことには全く触れていない。英語を読むことのみにフォーカスしていて、英語の仕組みを文法用語は使わずに、図と親しみのわくキャラクター(Big Fat Cat)で説明している。

とても読みやすい本で、二時間もあれば準備編(第一章)、練習編1&2(第二章〜第八章)は読めてしまえると思う。その二時間程度で英語に対する壁がなくなり、英語の本が読みたくなってくるはず。そして、その後の実践編(第九章〜第十一章)で、それまでの章で学んだ英語の仕組みで各文を解説しながら簡単な英語で書かれた物語を読み込んでいくので、分かりやすいと同時に、英語の物語を英語の仕組みを理解しつつ読み切った!という達成感も得られる。

最後の応用編(第十二章、第十三章)では、「a」「the」はそれぞれどういうイメージなのか、や、「in」「on」「at」「for」等の英文法用語でいうと前置詞についても、イラストとイメージで説明されていて、これがまた非常に分かりやすくて、今でも役に立っている、いや、それどころか僕の英語理解の根幹となっている。

「おわりに」の後には、では次にどういう本を読んでいくのがよいか、ということで難易度別お勧め書籍が紹介されている。僕もこのお勧め書籍の中から色々な本を読んだ。特にRoald Dahl(チャーリーとチョコレート工場の原作等)の本は、かなりの数読んだなあ。

お勧め書籍の中から、どの本がいいか選ぶのが悩ましい場合は、まずはこの本で登場する、Big Fat CatとEdの物語「Big Fat Cat」シリーズ(全7作)を読んでみるのもお勧め。

» BIG FAT CAT OFFICIAL WEBSITE
※本エントリーの最後に全7作のリンク(Amazon)も貼ってあるので、興味があれば是非。

僕は「Big Fat Cat」シリーズは全部読んで、それ以外の英語の本もたくさん読んだ。最初は「がんばって英語の本読むぞ!」ってな具合で気合いを入れながら読んでいたけど、慣れてくると「英語の本を読んでいる」という意識をしないで物語を楽しめてくる。そうなるともう、英語を読むことに対する壁はもうなくなっているので、インターネット上の情報や、英語の技術書等も抵抗なく読みたくなるし、そこから他の英語の能力(聞く、話す、書く)を磨いていくことにも意欲が湧いてくる。

念のため書いておくと、著者の方も言っている通り、「この本を読んだからといって、すぐに英語ができるというもの」ではない、ということ。分からない部分があるのは当然、ただその文の中で何が重要で何を飛ばしてもいいか、ということは、この本を読めばある程度分かるようになる、というのがすごく重要。

実際、僕もこの本を読んだ後に色々な英語の本を読んだけど、分からない部分はサクッと飛ばして最後まで読んで、それでも物語を楽しめた。そうやって英語を読むことに慣れることがまずは大切で、それがあった上で、きちんと全てを正確に理解する必要のある文章(仕事関連の資料やメール、技術書等)が読めるようになるのだと思う。

大人になってから英語を学ぶには、聞くこと、話すことよりも、まずは「英語を読むこと」に対する壁を取り払って、できる限り多くの英語を読むこと、その後で、聞くこと、話すこと、そして書くことを学んで練習する、というのは、とても理にかなっていると思う。英語を読むことにも抵抗があるのに、英会話教室等に行って型どおりの会話を練習したところで、ほとんど効果はないのでは。英会話教室に通う時間とお金があるのなら、まずはこの本を買って、通しで繰り返し3回くらい読んで(僕は合計10回くらいは読んだ)、英語の本を買ってひたすら読んだほうがいい。いや本当に。今は、Kindleで英語の本を買いやすいし、分からない単語はKindle内蔵辞書で調べることもできるしね。

Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi 、キャンペーン情報つき
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※英語を聞く・話す、について、勉強・練習するのに僕もひたすら活用した「この一冊」というお勧め本があるのだけど、それはまた別のエントリーで紹介してみようと思う。

最後に。英語を勉強したい、という人で、この本(ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本)さえも通しで読むのが難しかったり、読む気が湧かなくて途中でやめてしまう人は、今は英語を必要としていない人だと思うので、一旦英語のことは忘れて、他の知識を学んだり、技術を磨くことに注力した方がいいと思います。

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