Monthly Archives: March 2008

heydays * photo * 365

heydays * photo * 365

 ふと思い立って、始めてみた。

 毎日、写真一枚に英語で一文添えていきます。写真と英語を毎日意識していきたい、という超個人的かつ自己満足的なブログです。

  • 載せる写真はその日に撮ったものか、これまでにFlickrにアップした写真から適当に選んだもの。
  • 添える英文は、その写真に関するものだったり、そうでなかったりします。

It’s just started with no reason behind to post/share my photos here everyday – since 27 Mar, 2008. No idea exactly why I’m doing this, just want to do so myself. Well…, Let’s say, “No Photograph, No Life.”. That’s it.

heydays * photo * 365

十秒後の世界に現ちゃんを想う

かねてより病気療養中であった上田 現ですが、肺がんのため3月9日午後5時15分 永眠致しました。 一昨年末の発症以来、「腰痛」という公表のもと、完治を信じて、それこそ驚異的な努力を続けてまいりましたが、残念ながら47歳の誕生日を過ぎて間もないこの日、旅立っていきました。 ここに謹んでお知らせ申し上げます。

Sony Music Online Japan : 上田 現

 現ちゃんが旅立ちました。

 2005年6月に、京都の高台寺『方丈の間』で行われたライブは、これまでに観た様々なアーティストのライブのなかでも最高で、現ちゃんが奏でたあのピアノの旋律は今でも鮮明に強烈に、耳にそして頭に残っています。本当に最高の音楽でした。

ライブが終わったあと、外でプラプラしていたら、真っ暗な高台寺の前に現ちゃんが出てきました。びっくりしながらも、思わず握手をお願いしたら、「また見に来てやってください。」と、ぎゅっと握手をしてもらいました。すごく腰が低くて気さくで、何とも温かい雰囲気を、現ちゃんは醸し出していました。

 現ちゃん、ぜんぶ、いっぱい、ありがとう。

十秒後の世界

 現ちゃんが旅立ってからというもの、このフレーズが頭の中でずっと回っています。

十秒後の世界 そんなことさえ 僕は知らない

『ラルゴ』 – アルバム「十秒後の世界」より

 十秒後の世界に現ちゃんはいるのかもしれない。そんなことを想いながら、これからも現ちゃんの音楽と暮らしていきたい、そう思うのです。

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ヨルダン滞在初日の頭の中

 3/9(日)の午後に成田を発ち、イスタンブールまで12時間半、トランジット待ち時間が3時間半、そしてイスタンブールからヨルダンまで2時間、という長旅を経てホテルに着いたのが、3/10(月)の朝3時。いつもながら、日本からのダイレクト便がない国への長旅というのは、とても疲れる。

 とはいえ、到着したその日の朝から仕事は始まる。朝8時にブレックファーストミーティングをするというので、2時間ちょっと寝てホテルのレストランへ。以前に日本のプロジェクトをサポートしてくれていたエンジニアと再会する。日本のでのプロジェクトが終わって彼がUKに帰国するときに「また会おう」なんて言っていたが、まさかヨルダンで再会するとは、そのときは露ほどにも思わなかった。

 ホテルのヴュッフェ朝食を食しながら、こちらのプロジェクトの状況を聞く。うむ、なかなか忙しくなりそうだ。うちの会社の悪い癖で、プロジェクトのサポートに日本から呼ばれても、そのプロジェクトの情報が直前まで入ってこない、というか大抵の場合、到着するまで何をするのか具体的に分からない、という現場のエンジニアとしては困るというか歯がゆい状態で出張が始まる。もちろん、出張に行くことが決まると、出張先のプロジェクトマネージャーにプロジェクトの状況、タスク等を質問するのだけど、返事が来ない。来たとしても、出発直前だったりする。そんな状態に文句も言いたくなるし、実際最初の頃は文句も言っていたが、最近はそんなのにも随分慣れてきた。普段やっていること、これまでやってきたこと、等々を評価されてプロジェクトにアサインされているのだから、あまり深く考えずに自然体で居て、あとは現場でなるようになるし、なんとでもしてやる、という腹のくくり方ができるようになっている。

 朝食ミーティングを終え、僕が朝方3時にホテルに着いたということを知ったプロジェクトマネージャーが(フライト情報も事前に連絡してあったんだけどね)、午前中は休んで午後から合流していいよ、と言ってくれたので、お言葉に甘えて午前中は休むことにした。確かに長旅の疲れと短い睡眠時間と時差で、頭も身体も重かったので、この申し入れはとてもありがたかった。部屋に戻って奥さんとSkypeで少し話してから、二時間程横になった。

 仲間からの電話で起きたのだが、中途半端に寝たのが逆によくなかったのか、むちゃくちゃ頭が重くてだるい。きっつー、と思いつつ、午後から合流する。時差ぼけもあって、うつらうつらとしながら、何とか一日目の仕事を終了。といっても、出張の一日目は大抵プロジェクトの状況把握のために、現地のプロジェクトメンバーと話して終わるので大した成果をあげることもできないのだが。

 海外出張の一日目は、日本での生活からいきなり英語オンリーの生活になるので、耳と口と頭が英語のそれに完全に切り替わるのに神経が費やされる。色々な国からメンバーが集まっているので、それぞれの英語にも癖というか特徴があって、それに慣れるのにも多少の時間が必要だったりもする。そしていつも「普段から英語のリスニングとスピーキングの練習はしておかないといかんなあ」なんて思うのだけど、日本に帰るとそんなのはころっと忘れてしまうのだった。いや、今度こそ帰国してからも英語の練習を怠らないようにするぞ。

 夕飯はホテルのなかにある「BENIHANA」という日本食レストランで寿司を食す。味はまあまあ、かな。まずくはなかった。

 夕食中に、時差ぼけのせいで、頭がぼーっとして、猛烈に眠くなってきた。そんな僕の様子に気付いたのか、仲間の一人が「明朝はゆっくり起きて10時過ぎから合流しなよ」と言ってくれたので、感謝しつつまたまた甘えさせてもらった。部屋に戻ってシャワーも浴びずに、即ベッドに入る。あっという間に落ちた。

 奥さんからの電話で目を覚ます。時計を見ると朝8時半。昨日寝たのが22時半だったので、10時間も深々と寝た。おかげで、頭すっきり、身体も軽い。そんな状態でこの日記を書いている。

 ヨルダン滞在初日の昨日はそんなこんなで、ヨルダンをちゃんと感じることができなかった。今日からは、滅多に来ることの出来ないヨルダンという国の風土と文化を楽しみつつ、仕事に勤しんでいこうと思う。

最近、やたらと疲れやすいのはどうしたものか

 実際、引越ししたり、ここんとこ3ヵ月ほど月一で海外出張行ったり、そんななかでも、子ども英語クラスのレッスンを毎週行ったり、と、疲れはたまってるんだろうなと思うが、それにしても、だ。

 ちょっと近くに買い物に行くだけで、腰が痛くなる。頭もちょっと痛くて重い。体全体に倦怠感がべとつく。

 歳なのか?そうなのかなあ、やっぱり。いや、でも30代前半で「歳」だなんて思いたくもないしなあ。

 まあ、そんなことを考えつつ、今日もリポビタンDを朝から飲む。

最強の癒しキャラ登場 – 「イン・ザ・プール」

癒された。精神科医・伊良部一郎、最強です。

伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねる変な患者よりも、もっと変な伊良部一郎。その伊良部一郎に変な患者が知らぬ間に癒されていく。読者もそんな伊良部一郎に癒される。

伊良部一郎の言動は、変な患者をを治癒するためのものなのか、それとも天然なのか、読んでいて計り知れないところが、面白い。

それぞれの短編が、心地よい読了感を伴いながら、さらっと読めるのが、いい。

映画版「イン・ザ・プール」

イン・ザ・プール [DVD]

松尾スズキが伊良部一郎役かあ。個人的にはちょっとイメージが違うけど、映画版面白そう。観てみよう。

すっきりしない読了感 – 「扉は閉ざされたまま」

扉は閉ざされたまま (ノン・ノベル)

昼休みに会社近くのブックファーストで購入し、その日のうちに読了。

「倒叙物」*1であるこのミステリーには、探偵や刑事は登場しない。主人公(犯人)の大学時代のサークル仲間の妹で頭脳明晰な碓氷優佳が探偵役になる。碓氷優佳は密室のトリックだけではなく、なぜ密室にする必要があったのか、そしてこのミステリーでキーとなる殺人の動機は何なのか、まで見抜いていく。「倒叙物」のミステリーとして、非常にスリリング。犯人の視点で物語が書かれているので、緊張感・臨場感がすごい。

が、個人的には、すっきりしない読了感。いくら頭脳明晰といってもそこまで全部分かっちゃうのか、とか、動機が何だかな、とか、結局犯人は捕まらないってこと?それはどうなの?、とか、そんな感じのもやもやが残る。

まあ、「倒叙物」ミステリーとして面白いから御の字か。

*1:ドラマ「古畑任三郎」のように、読者は最初から犯人が分かっていて、それを探偵あるいは刑事役が暴いていく、というもの。