子ども英会話教師養成講座(8) ~ フォニックスと発音指導(初級) / Teacher talk & Classroom English(初級)

ハートステップカレッジで開催されている『子ども英会話教師養成講座』を受講しています。

今回のテーマは、以下の通り。

  • フォニックスと発音指導(初級)
  • Teacher talk & Classroom English(初級)

フォニックスと発音指導(初級)

フォニックスについて、All Aboutに詳しく載っていました。

英語教室でよく耳にするこの言葉。英語教育の用語です。フォニックスとは難しく言えば【音声学】。簡単に言えば【音と文字の関係の規則性】。フォニックスを学ぶことで「英語が読める・英語が書ける」という技能が身に付くのです。フォネティクス(音声学)の初歩の部分を簡単に学べるように開発されたものがフォニックスです。

文字と音のルール フォニックスって何? – [子供のための英語

これだけだと僕もあまりイメージがつかめなかったのですが、今日の講座を担当されていた先生の説明が非常に分かりやすいものでした。それは「動物にもそれぞれ名前と異なる鳴き声があるように、アルファベットにも一文字毎に名前と鳴き声を持っていて、その”鳴き声”を組み合わせることで、発音記号などなくても英語が読めるようになるのがフォニックス。」というものです。

児童英語では音と文字をくっつける作業をします。アルファベット26文字を普通に読むと、A(エイ)B(ビー)C(スィー)・・・となりますが、フォニックスで読むとa(ア)b(ブ)c(ク)d(ドゥッ)・・・というような音になります。

文字と音のルール フォニックスって何? – [子供のための英語

これは実際にやってみて分かったのですが、確かにこのルール(アルファベット毎の音)を理解すると、初めて見る単語でも読むことができるようになります。

このフォニックスを用いて、こどもに英語の発音を教えていく際に、まずはアルファベットそのものを子供に覚えてもらう必要があります。今回のクラスは「初級」ということで、フォニックスよりも、どのようにアルファベットを教えていくか、という説明が中心でした。

アルファベットの大文字/小文字はどちらから先に学んでいくべきか、から始まり、アルファベットを教える際に使えるゲーム等々。非常に参考になりました。やはり、身体やイメージを多く用いたゲームから教えていく、というのが有効なようです。実際今回のクラスでもいくつか子供役としてやってみたのですが、なるほどと思うものばかりでした(二人一組になってアルファベットの人文字を作る、とか)。

今後、この講座でもフォニックスについてはもっと深く学んでいくのですが、このフォニックスはこどもに英語を教える際に有効なだけでなく、僕自身にとっても非常に役立つものなので、僕自身も勉強・練習をしていこうと思っています。

【フォニックス関連サイト(自分用メモ)】

Teacher talk & Classroom English(初級)

「Teacher talk」と「Classroom English」の違いは、以下の通り。

  • Teacher talk:先生が使うもの。子供が聞いて分かる。
  • Classroom English:子供と先生、両方が使うもの。子供にも覚えて使ってもらう。

どちらにも言えることですが、先生は英語を正確に発音する必要があります。その先生の英語発音のレベルが、そのクラスの子供達の英語の発音の美しさレベルに直結する、といっても過言ではないくらいです。どこかの英会話スクールのCMで、先生が会話の合間に日本語で「え~っと、、、」って言っているのを生徒が真似する、というのがありましたが、アレは大げさではなく、本当にそういうことが起きえるだろうと思っています。それだけに、先生が自分自身の英語力、とくに発音の美しさレベルをブラッシュアップするのは必要不可欠なことと言えます。

今日のクラスでは、これらをクラス内でどのように用いるか、ということについて学びました。また、クラス内でこどもに英語を使ってもらうためにはどのようにしていけばよいのか、というのを具体例を踏まえての説明もあり、そのなかで、「フィードバック」がいかに大切か、というのを再実感した次第です。こどもに英語を教える際の、大切なキーワードのひとつとして「フィードバック」が挙げられると個人的には思っていて、「フィードバック」の仕方ひとつで、こどもの英語に対する印象(楽しい or つまらない)さえ変わってくるのでは、と思います。

このクラスのなかで、「自分のクラスで日本語を使わせるか、英語オンリーでいくか」ということも話題にあがったのですが、僕は「英語オンリー」でいきたいと思っています。とはいえ、こどもが日本語を話すことを完全に止めることは出来ないので、日本語を全く禁止するのではなく、「あれってどう言うんだっけ?」とか、そういうある意味英語に対して前向きな発言は許容しながら、今言った日本語を英語で言うと何ていうか、というのを教えてあがる、というように、様々な工夫は必要になりそうです。日本語が分からないフリをする、というのも手かもしれません。

「こどもが楽しみながら、自分からすすんで英語を話す」ようなクラスを目指したいです。というか、そういうクラスにしなければいけないですね。

Leave a Reply

Your email address will not be published.

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.