人生は数式で考えるとうまくいく by 大村あつし

人生は数式で考えるとうまくいく
大村 あつし
サンマーク出版 (2005/10/18)

「大村さんがそうやって過ごしたムダな今日は、昨日死んだ人が痛切に行きたかった明日なんですよ」(P.140)

「フロントホックブラってどんなブラジャー?」と聞かれて、何と答えるでしょうか?


もしあなたが男性で「前から”着ける”ブラジャー」と答えたら、あなたは成功する可能性が高いでしょう、と、大村さんはおっしゃいます。男性にとっては”外す”ブラを、多角的に分析して「前から”着ける”ブラジャー」と発想する。女性の場合は逆ですね。そういう発想の柔軟性、発想の転換が成功・不成功を分けるように感じるという大村さんの考え方には共感します。そしてそういう発想を持つには、知識と経験を掛け合わせた「知恵」が不可欠になってきます。
ここで、
知識 x 経験 = 知恵
という数式が成り立ちます。
そして、冒頭の言葉、

「大村さんがそうやって過ごしたムダな今日は、昨日死んだ人が痛切に行きたかった明日なんですよ」(P.140)

これは大村さんがライターとしてスランプの時に友人からもらったアドバイスです。この言葉も、「昨日死んだ人」の目線から「今日の大切さ」を語るという発想の転換=知恵が凝縮されている心に響く言葉だ、と大村さんはおっしゃいます。「今日を精一杯生きよう」という言葉よりも、何倍も心に染み入る言葉、ですよね。
知識=インプット、経験=アウトプット、というようにも考えれるんじゃないかな、と個人的には思います。発想力=知恵を高めるには、日々のインプット/アウトプットがやはり大切なんだな、と再認識。掛け算なので、どちらかが「ゼロ」だと知恵はつきませんし、「1」でも大きな成長はありません(全く成長しないわけではありませんが)。知識と経験、インプットとアウトプット、両方を意識的に高めていけば、成長は急カーブな右肩あがり、になりますね。
「数式」をベースに自己啓発/成功法則が、大村さんの等身大な生々しい経験から語られている本著。とても読みやすく、内容もすんなり入ってきます。まさに、大村さんの知識と経験から生まれた知恵の結晶、そんな本です。
【フォトリーディングメモ】
 目的: 自分にとって今一番必要な数式って何?
 準備/予習: 2分
 PR: 7分(2回)
 復習: 8分
 活性化: 50分(S&D, MM)
 Blog:30分
 一言メモ:
  一回目のスーパーリーディングで冒頭の言葉をすんなり見つけた。
  目的はそこで達成したけど、読みやすいのもあって、再度全部をS&Dした。

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