僕が六本木に会社をつくるまで by 田中良和

僕が六本木に会社をつくるまで
田中 良和
KKベストセラーズ (2005/10/22)

「なんとなく毎日が過ぎるのを待っている人生ではなく、自分のやりたいことがあって、そのために過ごしている人生でありたい」
「自分のやりたいことを仕事にしなかったら、人生の多くを使う仕事の時間は、毎日つまらない、本当にやりたいことをお我慢する時間になる。自分のやりたいことを仕事にすることで100%自分のやりたいことをできる人生にしたい」
「僕は、人生をお金に変えるマシーンでもないが、お金がないとやりたいこともできない」
 この三つの連立方程式を解く答えを見つけた。
 次のことを達成すればいいのだ。つまり、
「やりたいことがあって、それが人生になって、それでお金が稼げるようになる」(P.30)

SNSGREEを楽天社員時代に個人で一人で作り、サービスの広がりを受け、株式会社化した、田中良和氏の自伝。
ひとつことに集中すること、人との出会い・つながり、仕事の進め方、会社経営、等々、著者の経験・考え方を通して、非常に学びの多い本です。
冒頭の言葉もそのひとつ。
当たり前のこと、かもしれませんが、ほとんどの人はそれが出来ていないんじゃないか、と思います。
著者がそこに辿りつくまでの猛烈な努力を読むと、
それがいかに大変なことか、伝わってきます。


楽天の三木谷氏の考え方等も多く紹介されていますが、
三木谷氏も「当たり前のことを当たり前にやる」ことで、今の楽天を作り上げています。
当たり前のことを当たり前にやる。
この間紹介したスティーブ・ジョブス氏の「Stay hungry, stay foolish.」という言葉も紹介されていますが、
自分の信じる当たり前のことを愚直にやる、やり続ける。
それが出来ること、それがつまり幸せな人生、なんじゃないかと思ったりもします。
そんな当たり前のことをまた気付かせてくれた良本でした。
ちなみに僕は、GREEに参加できてません、いまだに。
mixiはちょっと前に誘ってもらったのですが。
誰か招待してくんないかな~、GREE。

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