じっくり本を読むということ

ここんとこ、フォトリーディング記録をブログにアップしていませんが、
本を読んでいないわけではなく。
フォトリーディングを始めてから、とにかくたくさん読もう、と思い、
先月一ヶ月間は、取り憑かれたように読んでいました。
それ自体は、フォトリーディングのトレーニングという意味でも、
良いコトだと思っています。
実際にたくさんのことを学んでいます。
ただ、多くの本を読まなきゃっていう気持ちが強すぎて、
あまりじっくり読みをしていませんでした。


本の中にも、
概要だけ分かればいい本もあれば、
ある部分だけ理解して自分のものになればいい本、
最初から最後まで、ざーっと読んで楽しみたい本、
はたまた、じっくり腰を据えて、何時間又は何日もかけて読みたい本もあったりと
色々あります。
最後の、じっくり読みたい本、というのは、
大抵、自分の人生に大きな影響を与えそうな、または、与えている本、だと思います。
いわゆる、「メンター本」というやつです。
フォトリーディングは、「情報処理能力を飛躍的に高める」、
という効果を持っていて、それは読書だけではなく、
勉強など、様々な場面で活用することができます。
その技術を習得することは非常に有効だし、
多くの情報から自分に必要なものを直感的に見つけ処理していくことで、
この情報の渦の中で生きてく上で、大きなアドバンテージになるだろうと思っています。
なので、フォトリーディングは、是が非でも習得したい技術ではあるのですが、
どうしても、最初は「速読」という技術ばかりに執着してしまいます。
いかに早く読んだか、とか、活性化がうまくいかない、とか。
フォトリーディングという技術を習得するにあたっては、
それらの考えは別段悪いことではないしトライ&エラーを繰り返し成長していく、
という意味でも必要なことだとは思っています。
ただ、じっくりと咀嚼しながら読むべき本、滅多に出会えないであろう「メンター本」まで、
そういった技術ばかりに執着してしまうのは、もったいないな、ということに最近気付きました。
そこに気付き、なおかつ、
ここのところ、色々と考えることがあり、その考えのヒントを得るために、
以前にフォトリーディングした↓の本を今じっくりと読んでいます。

TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究
ハイラム・W. スミス Hyrum W. Smith 黄木 信 ジェームス スキナー
キングベアー出版 (1999/01)
売り上げランキング: 1,544

前にフォトリーディングしたときに内容をある程度理解し、
これはメンター本になりえるな、と、じっくり読もうと思っていたのですが、
フォトリーディングトレーニングという名目で新しい本を毎日読んでいたため、
じっくり読まずにいました。
僕のメンター本として、もうひとつ『7つの習慣―成功には原則があった!』があります。
「7つの習慣」自体は、そこにフォーカスして読めば、割とすぐに理解できるのですが、
この本の特徴として、様々なエピソードを紹介することで、その理解を深めるような構成になっています。
今じっくり読んでいる『TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究』も同様の構成になっており、
以前フォトリーディングしたときは、それらのエピソードをほとんど読んでいませんでした。
今、それらをじっくり読みながら、自分のなかで考えを巡らせることで、
あたかも、著者と腰を据えて対話をしながら学んでいるかのような感覚を味わっています。
そして、この経験から学ぶこと、得るものは、
今時点で、非常に有意義なものになっています。
TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究』では自分の価値観をいかに明確化するか、ということがひとつの大きなテーマになっています。
自分の人生における価値観を、今一度、考える。
これは、簡単なことではなく、むしろ大変なことだと思います。
そんなの簡単じゃん、って僕自身思ったりしたこともあったのですが、
本書を読んでいると、決して簡単なことではないな、ということが分かります。
価値観を考える、ということよりも、
自分自身と向き合う、という行為が大変だと思っています。
自分と真摯に向き合っていく過程では、
ときに、認めたくないことも、認めなきゃいけなかったりもするかもしれません。
昨日今日で一通り、通して読んだのですが、
TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究』で著者が主張している「10の自然の法則」について理解を深めながら、
自分ともじっくり対話をしていきたいので、
今週は本書とじっくり向き合うことにします。
じっくり向き合いながらも、フォトリーディングトレーニングもしていきたいので、
気が向いたら、ハウツー本なんかをフォトリーディングして、
その記録をブログにアップしよっかなと思います。
TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究』についても、
著者とのセッションが終わって、自分の考えがある程度まとまったあとに、
レビューをアップしようかと思っています。
ただあまりに自分にとって深く考えさせられることが書いてあるので、
きっと間違いなく、えらく長いエントリーになると思うので、
小出ししてくことにはなると思うのですが^^;
久々に長文エントリーになりましたが、
最後にひとこと。
読書って、やっぱり、いいもんですね。 ←まとめになってない^^;

3 thoughts on “じっくり本を読むということ

  1. ぐん

    大作。お疲れさまです^^
    >本の中にも、概要だけ分かればいい本もあれば、
    >ある部分だけ理解して自分のものになればいい本、最初から最後まで、ざーっと読んで楽しみたい本、
    >はたまた、じっくり腰を据えて、何時間又は何日もかけて読みたい本もあったりと色々あります。
    僕もすごく感じています、これ。
    僕の場合、本を人格化させるということを常々考えていた、というか、本にも人格があると「感じてしまったんだけど、付き合いの度合いが本によって違うなー、って気がします。
    この前届いた、『アインシュタイン150の言葉(だったと思う?)』は、アインシュタイン博士の名言集なんだけど、ボリュームとしては、すごく少ないわけ。
    でもアインシュタイン博士はユーモアのセンスがあるからとても面白いし、一言一言、「!?」という感情が生まれて、とても考えさせられるんですよね。
    フォトリー忘れてついついじっくり読んでました。
    なんというか、一緒にいるだけで楽しいと思える恋人と、静かな心地良い時間を共有している感じ?わかる?
    そういう時間って、プロダクティブかというと、何も生産していないけど、人間にとって一番大切な時間でしょ、と思うわけ。
    ただ僕の場合、読書とフォトリーを簡単に引き離せるかというと、それはできなくて、やっぱりじっくり読むにしても、一度フォトリーだけはします。眺めるだけ。アクティベーションなし。ダイレクトラーニングかな。潜在意識に放り込むの。
    で、本をじっくり読むと、ストーリーに奥行きが感じられる、というのがカブ先生の話だったけど、たぶんそれはあると思う。
    まあ、賛否両論あると思うけどね。
    僕の言ってるフォトリー&じっくりは、お見合いみたいなもんかな。写真とプロフィールだけ見て、想像を膨らませて、いざお見合い、みたいな(お見合いしたことないけどw)
    で、いきなり読み始めるのは、街角の偶然の出会いw これはこれで、面白いかもね。
    刺激や発見がたくさんあると思う。
    ただ、本当に気持ちの落ち着ける空間って、お互いのことをある程度分かり合った上で成り立つ気がするんだよね。だから、潜在意識に予習させとく。
    人間関係もそうだけど、自分のことに興味持ってくれている人と話すのって面白くない?僕も「ぐんずさんて、これこれこういうことされてる方ですよね」とか初対面の人に言われると嬉しいんだよね。なんか芸能人にでもなった気がしてw
    仕事でも、初めて行くクライアントのことはすごく調べるよね。そうすると「我々のことを熱心に勉強してくれてるなあ」って相手に思われていることが伝わってくるわけですよ。
    なんか、上手く説明できないんだけどさ。潜在意識になじみを持たせておくというか。
    「私はあなたのこと(本の内容)は知っていますが、もう一度じっくりお話してみたいです。」みたいな姿勢で読書するのもありかな、と。
    支離滅裂な話でごめん。

  2. sayu@fuji

    お二人ともPRの真剣に対峙したからこその
    お話でとても、うん、うん、とうなずき画面に入り込んでしまいました。
    PRをしていて、heydayさま、ぐんずさまのブログを
    拝見していて、、
    「脳を鍛えてココロを育てられている」と感じる瞬間があります。うまくいえないけれど。。。
    ほんとにうまく言えてない(笑)
    いつもありがとうございます。
    写真も楽しみの一つです。

  3. heyday

    ぐんさん、
    コメントありがとうございます^^
    > 「私はあなたのこと(本の内容)は知っていますが、もう一度じっくりお話してみたいです。」みたいな姿勢で読書するのもありかな、と。
    なるほど。
    僕もどんな本でも文書でも、一度フォトリーディングのステップは行ってから読んでるけど、
    こういう考え方もありですね。
    本とその著者とより楽しく向き合えそう。
    > なんというか、一緒にいるだけで楽しいと思える恋人と、静かな心地良い時間を共有している感じ?わかる?
    > そういう時間って、プロダクティブかというと、何も生産していないけど、人間にとって一番大切な時間でしょ、と思うわけ。
    わかる気がします^^
    フォトリーとかそういうことを忘れて、ただその対象と向き合って心地よくその時間を過ごすっていうのは、
    気持ちいいですもんね。
    その本に思いっきり向き合ってるんだけど、リラックスしてる。
    リラックスできるのは、、もしかしたら、フォトリーディングのステップで既に潜在意識でその本のことを知っているから、かもしれない。
    なんて思ったり。
    アインシュタイン博士の本、僕も読んでみようっと。
    最近、こういう名言集とか逸話集みたいなのに興味があって。
    今、松下幸之助翁の逸話集が二冊程届いているので、読むのが楽しみです。
    そういう本は、多分、「じっくり読み」になるんだろうなあ^^
    sayu@fujiさん
    コメントありがとうございます^^
    > 「脳を鍛えてココロを育てられている」と感じる瞬間があります。うまくいえないけれど。。。
    「ココロが育つ」って感覚、あるような気がします。
    僕もうまく言えませんが^^;
    何か分かります、そういう感じ。
    > 写真も楽しみの一つです。
    ありがとうございます!
    そういっていただくと本当嬉しいです!
    このブログも「イメージ」が増えてくると、ゆるくて楽しいブログになってくと思うので、
    これからもどんどんアップします^^/

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